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二月の祭りと儀礼

2025/1/21 火曜日

節分は立春、立夏、立秋、立冬の前日のこと。現在では立春の前日のみを指す。当地域では、炒った大豆を神社に持参し、拝殿に出現した鬼に対して豆まきを実施。風習として、柊の枝に鰯の頭を刺して、戸口に挟み魔除けとする。

初午は、京都伏見稲荷大社(ウカノミタマノオオカミ)の神が、稲荷山に降臨された日。初午に田の神が、山から降りて、里に来るという伝承は全国にあり、農耕開始にあたり豊作を神々に予祝すると共に、諸産業発展も祈願。      

建国祭は、初代神武天皇即位日の二月十一日を日本の誕生日として祝う神事。かつての四大節(新年祭祀、紀元節、天長節、明治節)の紀元節。当社では、神事に先立ち高崎正風作歌「紀元節の歌」を参列者全員で奉唱。

祈年祭(トシゴイノマツリ)は、二月十七日を中心に斎行される予祝神事。風雨の災害なく秋の穀物の豊穣を祈る。当社では、川ヤナギの小枝を神前に供え(写真)諸産業発展も祈願。                 

天長節祭は、奈良時代の光仁天皇宝亀六年(775)の天皇誕生の祝宴が初見。かつての天長節は、昭和二十三年に、「国民の祝日に関する法律」により「天皇誕生日」と改められ、現在に至る。当社では神事に先立ち国歌「君が代」を参列者全員で奉唱。